振り返り
はじめに
先日、娘の小学校受験が終わりました。
多くの人に助けられ、第2志望のところが受かったんで、来年はそこに通うことになります。
(第1志望の学校には行けませんでしたが、それもまた縁かな、と)
色々な人から話を聞くとその学校も調べた以上に評判が良く、親としても段々楽しみになってきました。
娘を通じて初めて経験した小学校受験について、何回かに分けて振り返ってみたいと思います。
受験開始
始めたのは今年の2月でした。(一般的には凄く遅い)
妻にずっと「小学校受験をやりたい」言われ続けていたので、折れた形で認めたのが始まりです。
塾に通わせたものの小学校受験というものがイマイチ良くわかっていませんでした。
国立小を目指す感じで塾に行かせてましたが、コロナで教室に入れず、勉強の様子が見られないまま3か月が過ぎました。
勉強時間
この頃の勉強は塾でやったプリントを復習したり、宿題をやったりしつつ、妻が買い集めた問題集を少しやる程度でした。
大体1日1h勉強したらいい方だったと思います。
3か月後、塾を変更
5月に入り、ようやく塾の方でリモートで勉強の様子を見られるようになり、愕然としました。
できる子には手厚く教え、できない子は別の部屋で素人のような新人先生に教わるスタイルでした。
そして我が子はその新人先生の部屋に…。
新人先生が手厚く教えるならいいんですが、人手も足りず、子供がわかってないところは「親御さんよろしく!」な授業。
わかってなかったら置いていく授業スタイル。
娘もかなりわかってない雰囲気を出していて、娘どうです?と塾の先生に聞いたところ、
今更「ええ、お子さんこのままじゃマズいです」と言う…。
「これはマズい!」といつもは意見が正反対のうちら夫婦が珍しく意見が一致。
3か月も通わせて、何も成長していないことを連絡してこなかった、いや見てなかった(?)塾に対して不信感を持った我が家は早速、近くに今からでも入れる塾が無いか探し始めました。
今度は丁寧に教えてくれて、親がちゃんと授業内容も見れるような塾に。
しかし、既に5月。入塾するとしても6月になる状況で、勉強が遅れているような子を喜んで入れてくれるところはなかなかありません。
そんな時、妻が思い出したのがあるカリスマ先生の塾でした。
そこが家の近くに分校を最近建てたのを知り、連絡してみたところ、土曜日に授業があることから体験に行くことに。
授業はカリスマ先生の息子さんがされていましたが、非常に教え方も丁寧で、できない我が子や他の子にも分かるように教え、それでいて値段も手ごろ。
ここに転塾しよう!と速攻切り替えました。
志望校を国立から私立へ変更
転塾したことは志望校の見直しにもつながりました。
前の塾では国立対策コースにいたので、私立は全く考えていませんでした。
しかし、転塾したことでそもそもどこに行かせるのかを先生と話しながら考え直すようになりました。
ある日、吉祥寺の本校である女子校の教頭先生が話に来るので、その説明会に参加しては?という話を先生から聞き、参加してみることに。
そこで聞いた話が楽しく、ああ、この学校、面白そうやな!俺が入りたい!と思ったのが決め手でした。
色々その学校について調べ、子供に学校の映像を見せたり話したりすると、子供もそこに行きたいと。
そこからは私立でも子供に合いそうだとか、中学や高校もあってしばらく受験はしなくてよくて、カリキュラム的にお金をかける価値がありそうなところを探しました。
その結果、コネに頼れない我が家は頑張って実力を身につけないと入れない私立を目指すことになりました。
勉強時間
子供の気持ちに少し火が付いたことで勉強時間は1日1.5h~2hくらいになりました。
夏から秋にかけて
遅れを取り戻すべく、朝保育園に行く前に朝勉、夕方保育園から帰ってご飯前に少し夕勉、ご飯食べた後夜勉、寝る前絵本タイムというのが毎日行われるようになりました。
まあ、受験やってるところはどのご家庭もやってるんでしょうけど、ここで保育園と専業主婦のママ+幼稚園との差が見えてきます。
圧倒的な時間の差が塾でハッキリ出てきますw(幼稚園だけどやってないご家族は置いときますw)
足りないスキルも見えてきたので、受けるクラスを増やしました。
吉祥寺の本校でしかやってない授業とか自分たちの都合もあって、吉祥寺まで週2回くらい行くようになりました。
これで交通費と親子の体力が毎日削られ続けていました。
夫婦間の衝突も多かったこの頃。
子供に「なんでできないの!他の子はできるのに!」という妻に対し、俺がいい加減にしろというのが日常茶飯事に。
あんまり子供の前で言い争う親の姿なんか見せたくないんですが…。
勉強時間
この頃は1日1.5h~2.5hくらいでした。ただ、保育園に行きながらはこれ以上はどうしても捻出できませんでした。
塾行く行き帰りの電車の中などもこまめに使いましたが、やりすぎるとすぐ風邪をひいてしまいました。
そのため、第一志望校受験前の1か月は保育園を休み、妻も仕事を休んで1日4h+運動1hのような生活をしました。
模試
いくつか夏から秋にかけて模試があって、慣れさせるために受けさせましたが、第一志望どころか第三や第四志望のところすら合格圏内に届かない、常に最下位レベル。
これに妻が毎回激怒。
子供はいつもツラいと小さな声で俺に呟いている感じで、こんなの何故やり続けるのかと疑問になる毎日。
ただ、第一志望の学校は子供も行きたいと自分で思った学校なので、励ましながら、なんとか親子で間違った問題を復習したりし続けました。
そして、10月の末くらいにようやく第一志望の学校に手が届くか届かないかくらいの感じになり、ギリギリ間に合ったようにも見えました…。
本番
- 埼玉は8月から9月、
- 神奈川は9月から10月、
- 東京は10月後半から11月、
- 国立が最後に11月中旬から12月
というスケジュールになっています。
我が家は埼玉1、神奈川2、東京2、国立はとりあえず申し込み可能な4つ受けてみることにしました。
埼玉の学校を受けに行ったときは何の準備もできておらず、ほぼ模試として受けに行っていました。
忘れ物もしてしまい、面接もボロボロであっさり落ちました。
神奈川の学校の一つは妻の行かせたい学校(俺は否定的)だったのですが、ここでも娘が面接でやらかしてしまい、帰りの電車で妻は大激怒。
たった5~6歳の子に失敗するなというほうが無茶だとは思うのですが、小学校受験とは「躾」を見る場でもあるので、そういうやらかしは即アウトになります。
神奈川のもう一つの学校は夫婦ともに「ここはいいね」と思った学校です。
家から遠いことを除けば、自然もあり(学校のすぐそばの林の中にリス!)、中・高、下手すりゃ大学まで受験無しというなかなかの好条件のところ。
ここが受かって、両親ビックリ!
とりあえず最低限の目標はクリアした気になりました。
東京の2のうち、一つは近いので全く興味も無いけど、第一志望前に試験慣れしとこうと思って受けて、案の定面接から玉砕。
そして、第一志望を受けましたが、事件発生。。。そして学校で泣いてしまい、案の定不合格。
ここでテンション駄々下がりなので、後の国立についてはとりあえず。。。な感じで申し込んで、4分の2受けて、全落ちしました。
終わっての感想
最後の12月の試験を受けた直後から複数の嘔吐+39度の熱を出しました。
本人もプレッシャーがあったのか、それとも誰かにうつされたのかわかりませんが、約10か月の受験期間が終わりました。
1勝8敗
受験にかけたお金は150万くらいだと思います。(これは入る学校に支払う分は含みません)
会社の同僚にも時間の面で色々と協力してもらいました。
妻は一か月会社を休職して、給料は丸一か月分0になりました。
数字だけ見るとコスパ悪いようにも見えます。
でも、入れる学校は1つだし、受かった学校が穏やかそう&将来性ありそうなところなので◎とはいかないまでも〇くらいは出資者の親としては思うようにしてますw
また、本人も塾や試験対策で色々な経験を積んだことで、1年前から比べると大きく成長しました。
娘にガンバレガンバレと言い続けたことで、自分もここから更に頑張ろうと言う気持ちになりました。
もう一回やる機会があればもう少しうまくやれるけど、やりたいかと言われると…(苦笑)
次回はこれから小学校受験を受けようかな、どうしようかなと考えている人向けに書いてみます。