※勢いで書いて、まとめようとしてなかったので読みにくいと思います。(伝えたいことはタイトルの一行)
今年は参加できたOracle Code。
https://www.oracle.co.jp/events/code/2019/
毎年この時期なんやかんやあったんだけど、今年は時間取れたし、聞きたい話も盛りだくさんだったので。
場所
家から近いので自転車で行っちゃいました。(良かったのかな?)
あの辺、何もないので自転車があって本当に助かった。
(お昼食べずに行ったから、20分の休憩時間で何か食べようと思ったときコンビニが近くにないのでセッションを無駄にしかねない)
以下セッションについての感想等
Oracle ACEが語る MySQL 8
資料はこちら
Oracle ACE から見た、MySQL 8の便利な新機能、ハマりどころを紹介します! ・降順インデックスによるSQLチューニング方法 ・InnoDB Cluster / Group Replication における一貫性のコントロール方法とその使い分け ・スロークエリログの拡張 ・MySQL 8のクエリキャッシュ・・・など アプリケーション開発者の方にとって有益な機能を紹介予定です。 【講演者紹介】 ヤフー株式会社 サービスプラットフォーム本部 データベース部 MySQL 三谷 智史 氏 Yahoo JAPAN! におけるRDBの第一人者として活動。日本MySQLユーザ会のメンバーとしてコミュニティ活動にも従事。
MySQL ACEとして初の登壇。
しかし登壇慣れしてるからか緊張は見られない。
裏でやってた @t_wada さんの「過去を知り、未来に備える - 技術選定の審美眼2019」も聞きたかったけど、体は一つだし、何より最初のセッションはMySQLの話が聞きたかったw
三谷さん(右)と目次
今回のは8.0.15までの話らしく、CHECK制約の話はここにはない(残念!)
三谷 さんのセッション、すべて良かったんですが特に良かったのが、
これ、凄いです。本当によく調べたなあ、と。
最後にyoku0825さんから
「実際導入するとして、consistencyってどれを選びます?」
という質問があり(俺も質問出なかったら聞こうと思ってたのでありがたす!)、
三谷さん:「EVENTUALかなぁ……特定の、古いデータを読みたくない処理だけ、セッション単位でConsistencyを設定するように案内するかなあと思います」
という回答。この辺は地雷キュアことyoku0825さんか運用キュアの三谷さんにおススメパターンを導いてほしい!(お前がやれ)
まあ、MySQLっぽいのはEVENTUALなんだけど、BEFORE_ON_PRIMARY_FAILOVERとかBEFORE_AND_AFTERあたりも場合によっては使われそうな気がするなー、と個人的には思いました。
(AFTERはキツそうなんだが、デフォじゃないんだ?と今までのMySQLの感じからすると意外?)
- 上記Consistency Levelのデモ動画が超分かりやすかった
デモ動画、あった場合と無い場合で上のまとめの理解が全然違う。 いずれ公開されるらしいんですが、早く見たい!
Kubernetesで実現する運用自動化の新しいアプローチとは
Kubernetesというと、小規模コンテナ群で構成されたマイクロサービスのための基盤というイメージをお持ちかもしれません。しかし、Kubernetesが元来備えている拡張性と、コンテナ自動管理機能を利用することによって、Enterpriseの重量級ワークロードでも運用の自動化・効率化の恩恵を受けることが可能です。 このセッションでは、そんなKubernetesの可能性を活かした、Enterpriseでのコンテナ活用の手法について、デモを交えて解説致します。 【講演者紹介】 日本オラクル株式会社 ソリューションエンジニアリング統括 クラウドプラットフォーム本部 茂(しげる) こと 新卒で日本オラクルに入社後、Oracle Databaseのプリセールスエンジニアを経て、現在はアプリケーション開発を支援するクラウドサービスの提案やContainer、KubernetesといったCloud Nativeテクノロジーの活用を日本のお客様に広めるため日々模索し奔走しています。
この時間は本当にどれを選ぶか迷った。
ここを選んだのは
というからであった。
ちなみに資料はこちら
helmでワンライナーで立っちゃうMySQL InnoDB Clusterとかもうヤバい。
ちなみにk8sでコンテナがデプロイされるまでの話は本人曰くこの資料をデフォルメしたものとのこと。
MySQL Operator使いてえ!試してえ!って勝手にほざいてましたが、その前提となる話のKubernetes Operatorのことが知れて本当に聞けて良かった!
茂 こと(@cotoc)さん、スゲーっす!
世界はグラフ構造でできている? 〜 超高速クエリから機械学習まで
資料はこちら
データベースの中でもとりわけ柔軟で直感的なデータの管理を実現するため、グラフ構造を用いた「グラフ・データベース」の発展が長らく期待されてきました。ここ最近になって、ユーザー行動などの関係性に着目した分析のニーズが高まり、新たなクエリ言語の標準化の取り組みが活発化し、更にはグラフそのものを学習するという AI 技術が生まれ、 金融不正検知から製造における部品表に至るあらゆる分野で、グラフというビッグデータを活用する機が熟しつつあります。このセッションでは「世界」を記述するグラフの検索から機械学習まで、オラクルの最新のデータベース技術を用いて、デモを交えながら解説します。 【講演者紹介】 Oracle Corporation Thailand Solutions Consultant, Big Data and Analytics 山中 遼太 オラクルのコンサルティング部門にてデータベースのエンジニアとして従事した後、退職してバイオインフォマティクスとゲノム科学の学位を取得。その後、オラクルに復帰し、機械学習やグラフ分析の製品担当として、ビッグデータ活用ソリューションの提案をリードしている。2018年よりバンコクに在住。
このセッション直前に食事買いに出かけたため、セッション開始直前に入ることになり、席が埋まってて予約したにもかかわらず立ち見。
さらにはモニターの故障により、セッションが10分程度中断するアクシデント。
でも山中さん、それにも明るい感じで、「アハハ、どうしましょう?」と言いながら機器トラブルを笑いに変える大胆さとトークのうまさ。それでいてスタッフへの気遣いもしてて、この人マジ素敵やな!と男ながらに惚れてしまいました。
トラブル解消後、とてつもないスピードでグラフDBについて説明してましたが、
(こういうのって自社でも使えそうだなー)
グラフDB、少しずつ勉強してたけどもう少し触る機会を自分に作ったほうがいいかも。
GraphPipe and TensorFlow, Serverless and Neural Networks with Fn Project
GraphPipeとは、Oracleがオープンソースとして公開する、機械学習およびディープラーニングのモデルのデプロイを単純化し標準化するツールです。このセッションでは、GraphPipe概要、GraphPipeおよびTensorFlowを使用した学習済みモデルのデプロイと推論の実装についてご紹介します。さらに、OSSのサーバーレスプラットフォームであるFn Projectと組み合わせたデプロイについてもご紹介予定です。 【講演者紹介:ABeam Consulting Ltd. 澤田 哲史 氏】 SIerを経て、現在アビームコンサルティングに所属。 アプリケーション開発からインフラ領域まで幅広いレイヤーに精通したアーキテクトとして、 様々な領域の基幹システム構築や、エンタープライズITインフラ整備に数多く従事。 企業のDigital Transformationを支える、未来のITアーキテクチャの在り方を模索すべく、活動中。 【講演者紹介:日本オラクル株式会社 河内 美樹】 日本オラクル クラウド・プラットフォーム本部で、データ分析・機械学習・Deep Learningに関わる製品とお客様への提案活動を担当。 データ蓄積については、特にOracle DatabaseとHadoopの世界を繋ぐBig Data SQLや、Oracle Exadataの性能検証などを過去に担当していた。日本オラクルのBig Data & Data Integration BLOGで情報発信を行っている。
今回、一番自分になじみのない話をここでは聞いてみた。
こういう複合セッション系で一つは全く知らない話を聞きに行くと、後で「あぁ、そういえば!」となることが多いので面白い。
このセッションの資料については https://blogs.oracle.com/bigdata-dataintegration-jp/graphpipe_intro にすべてアップされているという事前準備の良さ!(ありがたい)
- 機械学習って何?
- GraphPipeって何?
オジサンからすると凄いありがたいお話だった。
あと、もう一つオジサンにはたまらなかったのが、もう一人の登壇者 澤田 哲史さんのGundam Face 色塗りアプリケーションの話。
このソースがgithubにあるので、誰でも試せますw
https://github.com/scpepper69/ml-image-generator
ここがへんだよMySQL ここが凄いよMySQL
そして、メインディッシュ!これを聞かずには帰れない。
以下5人の資料がまとめてここに上がってる (それぞれのサイズが違うのでちょっと見づらい・・・)
それにしても豪華!
そのうち、Facebookの松信さん以外がすべて集まってMySQLについての思い出等を話してくれたのがこのセッション。
sh2さんのここがヘンだったよMySQL
さすがMySQLを4から触ってるだけあって、それは変だなと思いましたw
- CPUコア数を増やしても性能が上がらなかった > 5.5で改善
- バイナリログ形式のデフォルトがSTATEMENTだった > 5.7で改善
- トランザクションログの同期書き込みをサボっていた > 5.7で改善
結論:MySQL5.7以降良いですね
kamipoさんのMySQLとActive Recordの話
kamipoさんの資料だけ外だし
基本、sh2さんと同じで、変なところはなくなってる!って話なんですが、一番変なのは、Maintenance Releaseといいつつ、
- GROUP BY ... DESCの削除 8.0.13
- デフォルト式 8.0.13
- 関数インデックス 8.0.13
- LATERAL句 8.0.14
- CHECK制約 8.0.16
と全然メンテナンスじゃねー!というところだと。(ですよねー)
yoku0825さんのHUGっと!Oracle ACE(MySQL)
- すごいプリ〇ュア=キュア松信さん
- InnoDBのプリ〇ュア=キュアSH2さん
- Active Recordのプリ〇ュア=キュアkamipoさん
- 運用のプリ〇ュア=キュアmita2さん
- 文字化けのプリ〇ュア=キュアとみたさん
- 地雷のプリ〇ュア=キュアyoku0825さん
強いわ、このプリ〇ュア達w
この人たちに加えて、Oracle ACEじゃないけどMySQLに関しては戦闘力53万みたいな人がまだまだいるので、
MySQLの未来は安泰!
ちなみに、「罠、トラウマとなるほどのものはMySQL8にはない」と話されてますが、
スライド見ると、十分に踏んでますね・・・(感謝の意)
三谷さんのここがヘンだよMySQL&ここがスゴイよMySQL
データベースの一番重要な要素・・・Durability/耐久性
それに対し、
- 壊れるデータファイル(ver <= 5.1)
- クラッシュセーフでないスレーブ(ver <= 5.5)
- 非同期レプリケーション(ver <= 5.6)
- クラッシュセーフでないDDL(ver <= 5.7)
バージョンが上がるごとに良くなったね!(MySQL8.0最強)
とみたさんのMySQLと令和
https://speakerdeck.com/tmtms/mysql-and-reiwa
やはり文字化けのプリ〇ュアw
読むとわかりますが、マニアック!(でも面白い)
ちなみに合字の㋿と令和は明治〜平成までとは違って=(イコール)じゃなくなってるそうです。
今回のセッションの資料
https://www.oracle.co.jp/campaign/code/2019/ に聞けなかったセッションの資料も上がってるんですが、どれも興味深い。
これらをすべて読んでたら、また積読が増える・・・。(でも読みたい)
今回の戦利品
タオルとMyNAクリアフォルダーと@hmatsu47さんによるMySQL 8.0の薄い本の物理本!
@hmatsu47さんありがとうございました!
Oracle Code2019 最高だった!
来年も行きたい!!